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平成19年産稲作のポイント
昨年、梅雨明け以降の好天候で一気に生育した稲でしたが、収穫期と重なった降雨は水稲の収量・品質を下げるなどいまひとつという年でした。「ことしこそは!」と意気込むみなさんに、元気な稲を育てるポイントを紹介します。
●気になる水不足対策
今冬は積雪不足、暖冬となりました。今後も降水が少なければ、水稲の生育に影響をおよぼすことになります。また、ため池が満水でも水源のいくつかの水量が少ない、あるいは枯れていれば水不足の懸念があります。
まずは地域の水源を確保し、計画的な水利用などの対応を行うことが重要です。
●水不足対策のポイント
用水路は漏水個所の補修をしましょう。ポリチューブなどで急場をしのぐこともできます。
また本田では早めに入水し、荒代をかくなどして水の需要期のピークを減らします。耕起して早めに入水し、漏水しやすい田は早期に荒代をかきましょう。漏水箇所がある場合、畦には畦塗り、畦波シートの設置を行います。
今年は水不足が懸念されていることから、下流河川等からポンプアップするなど他の水源の活用も視野に入れておきましょう。
田植え前に落水しなくても良いように、代かきのときに水を溜めすぎないよう浅水で植代かきをします。万が一、水不足で田植ができなく、育苗日数が延長した場合は、液肥の追加を。徒長した場合は上葉の1/3を刈り詰めます。
●施肥管理
肥料をやりすぎないよう注意します。特に、穂肥施用時に葉色が濃いようであれば、施肥時期を遅らせたり、施肥量を減らすことも必要です。
●上手な水管理
水の管理は水稲の生育をコントロールする重要な働きをします。目標茎数、倒伏防止のために生育段階・気象に応じた水管理を行いましょう。
《田植え後〜活着期》(田植え後10日程度)
田植え後は活着促進のため日中は浅水にして水温、地温を上げるようにしましょう。ただし、風の強い日や寒霜害の恐れがある時は、やや深水にして、稲体を守る必要があります。
《有効分けつ期》(将来穂になる茎ができる時期)
活着後は浅水〜間断かんがいで水温、地温を高め、分けつを促進するとともに根に酸素を供給し、後半への活力を保ちます。分げつの発生は気温よりも水温に影響を受け、20℃以下の水温での分けつは無効化しやすいので、注意が必要です。入水は朝方(気温と水温の差が最も小さい時)に行います。冷水がかりでは、う回路、ポリチューブを使いかんがいを行いましょう。間断かんがいでは2湛3落といわれていますが、排水の悪い田では、1週間に1〜2回田干しをしましょう。入水は朝方に行います。
《無効分けつ期》(分けつしても穂にならない時期)
分げつが目標とする穂数の約八割が確保できたら、中干しを開始します。無効分げつを抑え、倒伏をふせぐ効果があります。中干し後は急に水をはらないで、間断かんがいを行いましょう。
《幼穂〜出穂期》
根に水分と酸素を与え、稲体を暑さからまもり老化させないよう間断かんがいで管理しましょう。
標高350m以上の地域で、出穂前10〜15日に17℃以下の水温が予測されるときには、障害型冷害を防止するため、できるだけ深水とし、幼穂を保護しましょう。
水稲の生育について詳しく知りたい方はコチラ→
「広島県農業情報ローカルネットワークシステム」(http://www.f-net.naka.hiroshima.jp/)
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