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安芸高田市美土里町では、農業生産法人「(有)桑田の庄」(折田雅彦代表取締役、株主13人、水稲約18f、大豆約2f)と畜産農家との耕畜連携に取り組んでいる。
この取り組みは、県の耕畜連携支援モデル事業の一環として、県と市から2分の1の助成を受け、展開しているもの。和牛農家が法人へたい肥を提供する替わりに、法人がわらやあぜ草などを牛の飼料として無料で提供。たい肥の供給体制を確立することで、土地生産力向上を図り、同法人が作付けする「桑田米」の品質や収量の拡大を目指している。
同法人と和牛農家の連携から、昨年は地域の耕作放棄地となっていた棚田を中心に周囲5百b(1.2f)を電気牧柵で囲み、地元の畜産農家から借りた2頭の繁殖和牛を昨年9月から11月にかけて放牧。草やぶとなっていた棚田は姿を取り戻し、例年よりイノシシによる農作物への被害が減ったという。
繁殖和牛26頭を飼育し、今回牛を貸し出した杉原宏幸さん(32)は「最初はケガをしたり逃走して迷惑かけないかと心配していましたが、体重は20`も増え、元気になって帰ってきましたよ」と好感触。牛を貸し出すことで、労力軽減や飼料代のコスト削減などにもつながったという。
同法人の清水一彦専務(47)は、「放牧は地域の畜産農家に関心を持っていただけたようだ。お互い協力し合いながら取り組んで、耕作放棄地の減少や農地保全に取り組んでいきたい」と話している。(前山)
【写真説明】
@清水一彦専務
A「日光をいっぱい浴びて帰った牛は、今でも元気に走り回ったりしていますよ」と笑う杉原さん
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