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家畜診療所メール
和牛のコロナウイルス感染症
NOSAI広島山県家畜診療所 中谷啓二
牛コロナウイルス感染症は、コロナウイルスが感染し、集団下痢を主徴とする疾病です。集団発生は昭和の終わり頃から乳牛で見られるようになり、今冬、和牛農家で初めて集団感染を確認しました。
症状は当初単純下痢(図1)が2−3日で治っていましたが、4,5年前から血便(図2)を認めるようになり、昨冬から咳や発熱などの呼吸器症状が併発し、一冬に同一牛群が何度も発症するようになっています。しかし食欲は殆ど落ちず、2−3日で治癒します。
治療は殆ど効果がなく、食欲が無くなったり血便衰弱がひどい場合は、補液剤止血剤の投与などの対症療法を行います。
予防法としては、ワクチンの投与、ビタミン剤の給与、質の悪い飼料を与えないことなどがあります。
また感染力が非常に強いため、畜舎には踏み込み消毒槽を置きこまめに消毒液を交換し、畜舎から出る時は作業服を着替え、他の農場への出入りを避けるようにしましょう。
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