定年退職後に伝統工芸で人々を魅了したい(廿日市市)


「宮島彫は茶染めで、色漆は使わず、木地のまま木目を生かすのが特徴。使う間にますます光沢が出て、味が出るんです」と『原たくみの会』の代表平山宣昭(69)さん。「5年前に宮島の伝統工芸の後継者募集の記事をみたのがきっかけで、宮島彫を始めた」という平山さんの作品は、『麻の葉地模様』が特徴。以前、讃岐彫を習っていた時に習得したもので宮島彫にとり入れたという。

『原たくみの会』は「定年退職後、何かやろう」と工芸に本格的に取り組み始めたメンバーが集まり、2年前に結成。メンバー8名は毎週水曜日に廿日市市原地区の工房へ集い、宮島彫・木工ロクロ・陶芸・油彩と芸術に取り組んでいる。

現在では百貨店の特産展に出展したり、作品展を開くほどになり、今年8月には第2回目の作品展を工房で行った。2週間ほどで「140名ぐらいの方に来ていただいた」という。

 「みんなで話しをしたり、論議したり楽しみながら活動しています。少しでも多くの方に知ってもらい、みなさんに喜んでもえる作品づくりをしたい」と意欲をみせる。(桝本)

 【写真説明】
作品展にむけ「宮島彫」の作品制作に取り組む平山さん