農薬使用9割減。安心ブランドの農産物を栽培(高宮町)

安芸高田市高宮町の加藤収さん(加藤農園園主=37歳)が栽培するトマトが今年6月に広島県の特別栽培農産物「安心!広島ブランド」に認定された。県では19件目、安芸高田市では初となる。
この認定は化学肥料と化学合成農薬の使用量を5割以下に抑えて作った作物に対して、広島県が認定するもので、加藤さんは、化学肥料と化学合成農薬を通常栽培に比べ9割減らした。
「味や品質は、消費者自身で確認してもらえますが、栽培過程はわかりません。そこで安全性を認定するこの特別栽培農産物に申請をしました」と話す加藤さんは「手間はかかりますが、おいしい作物を作りたいという思いで、病気に罹りにくい品種にしたことと、独自に米ぬかや油かすを、発酵させ肥料にすることにより病気に強く、見た目もきれいでおいしいトマトができるようになりました。結果として化学合成農薬などの使用が減りました」と話す。
毎年の出荷は10d前後で植え付けから収穫までを家族3人で行い、出荷ピーク時には、7〜8人のアルバイトを雇い対応。「将来は、減農が難しい梨などの果樹に、野菜の栽培方法を生かして、安全でおいしい果樹作りにも力を入れていきたい」と話している。(前山)

【写真説明】
「手間をかけてもおいしいものを作りたい」という加藤さん。