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「地域を元気にしたいということが一番なんです」と地域の活性化への思いを話す江田島市沖美町の農業丸山政治さん(58)は栄養価の高い新野菜「プチヴェール」で、その産地化を目指している。
プチヴェールを知ったのは3年前で、たまたまテレビで放送されていたのを見たことから。早速苗を取り寄せ、30株を栽培。当時市内で懐石料理店を営んでいた丸山さんは、実や花芽を使った料理を試食で提供したところ好評で、翌年は100株栽培。一部を知り合いの農家に栽培依頼するなどして栽培方法の研究を進めた。昨年夏には故郷の沖美町へ戻り、8月末に600株を植えつけ、本格的に栽培。「緑の力」と名づけて商品化もした。
フランス語で「小さな緑」を意味するプチヴェールは、青汁で知られるケールと芽キャベツを交配し、種苗会社が開発した新野菜で、抗酸化作用のあるカロテンやビタミンC、鉄分などの含有量が特に高いのが特徴。9月に植付けをして12月から3月にかけて収穫を行う。プチヴェールの青葉はジュースに、実と花芽はサラダや天ぷらなどに使える。「新販売は沖美町商工会女性部も協力している。「栄養価が高く無農薬栽培の健康野菜で収穫期は冬場。地域の特産で野菜がないこともあり、"特産化"に手ごたえを感じています。全国的に産地も少なく、健康食品に注目が集まる中で需要も見込める」と丸山さん。今年は地域で委託生産する農家を募り約50人が参加、6千株を栽培する計画で、1月からは青葉を粉末にして販売する計画も進んでいる。「特産化することでたくさんの人が関り、多彩な商品開発もできる。食べて元気になってもらうだけでなく、地域と人の元気につなげたい」と話している。
【写真説明】
春になって花芽を収穫する丸山さん。「栄養価が高いだけでなく青葉、実、花芽と捨てるところのない野菜です」

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