水稲損害評価のしくみを知ろう
−評価の流れと補償対象−
ここ数年、自然災害が相次いでいます。大雪で始まった今年ですが、稲作にとっては平穏な年であってほしいところです。実りの秋をむかえるまでにはもう少し時間がありますが、ここでは8月からはじまる水稲損害評価について紹介します。

《水稲損害評価の流れ》
水稲損害評価の大まかな流れですが、まず組合員さんから提出された野帳(被害申告)をもとに、組合が損害評価員による班を編成します。これを評価班といい、3名以上の評価員によって申告のあった水田のすべてについて見込み収穫量を決める調査(悉皆調査)を行います。
その後、評価班ごとの公正とバランスをはかるため、評価会委員および職員で抜取調査を行います。この調査は組合だけでなく連合会も行います。
《水稲共済の補償ライン》
水稲共済は、稲の収量に対する補償制度です。
一筆単位方式では、被害耕地ごとの減収量(基準収穫量―収穫量)が、その耕地の基準収穫量(その田で収穫できるとされる量)の3割を超えるとき、その3割を超えた部分について共済金が支払われます。
半相殺方式では、被害耕地の減収量の合計が、その農家の基準収穫量(耕地ごとの基準収穫量の合計)の2割を超えたとき、その2割を超えた部分について共済金が支払われます。
大きな違いは、一筆単位方式は"耕地ごとに被害量を算定して共済金を支払う"仕組みであるのに対して、半相殺方式は"農家ごとに被害量を算定して共済金を支払う"仕組みということです。
なお基準収穫量は10アールあたり190〜660kgの範囲で、ほ場ごとに違います。
>>水稲被害申告の方法と注意点
<被害申告のめやす>
〇概ね「一筆単位方式の場合は、被害耕地ごとに3割を超える減収」・「半相殺方式の場合は、耕地ごとの基準収穫量の合計の2割を超える減収」と思われるものを申告して下さい。
<野帳を書く>
〇必ず被害田一筆ごとに被害申告をして下さい。
〇野帳の表には氏名、地名地番、面積など、裏には刈取り予定日、見取り図など、必要事項は正確に記入して下さい。ボールペンなど、ぬれても文字の消えないもので記入します。
〇野帳は共済委員さんか組合等でお渡ししています。
<野帳を提出する>
〇立て札部分を切り取り、野帳を組合へ提出します。
〇評価を順調に実施するために、後日お知らせする「申告期日」は必ず守って下さい。
<立て札を立てる>
○立て札は評価日までに、よく見えるように被害田に立ててください。ビニールをかぶせるなど、文字が消えないようにします。
○稲を刈り取るまでは、立て札は立てたままにしておいてください。
〇現地に立て札がないと、評価できないことがあります。
ご注意下さい
※稲の刈取り後は評価できません。必ず刈り取り前(申告期日)に申告をして下さい。
※イノシシなどの獣害は、評価後、被害が拡大したときは再評価しますので、刈り取り前に再度ご連絡ください。
>>水稲無事戻金支払のお知らせ
平成18('06)年度の水稲共済無事戻金をお支払いします。これは過去3年間(平成15〜17年)に納入された水稲共済掛金の3分の1を「無事戻し」としてお支払いするものです。なお、過去3年間の水稲共済金、および過去2年間の水稲無事戻金について、支払いを受けられた額は差し引かれますので、無事戻金のお支払いがない方もあります。なお、該当組合員さんへは「水稲無事戻金支払通知」をお送りします。
【お支払いは8月中に】
○支払対象者:6,582人
○無事戻金額:5,850,755円○支払い時期:8月31日(予定)
○支払い方法:該当者の農協預金口座へ振込。
掛金の早期納入にご協力を
今年産の「水稲共済掛金等」の納入について、7月上旬から共済委員さんを通して掛金納入のお取りまとめをお願いしています。
納入は預貯金口座引落しまたは現金のいずれかで、7月31日が納入期日です。期日までの納入にご協力いただきますよう、お願いいたします。
