|
独自の仕立てでパプリカの産地化をめざす(北広島町) |
県北西部に位置し標高約800bの北広島町(旧芸北町)で、地域初のパプリカを栽培、産地化を目指す江川惟さん(21)。
この春広島県農業技術大学校(庄原市)を卒業し実家に戻り就農。県内で本格的に生産している所がないことから、パプリカに着目し、同校での研究成果をもとに独自の仕立て法を採用。通常2本仕立てにする主枝を4本仕立てにし、株数を減らし株間を広げるなど、労力の軽減と収量の確保を図っている。
「大学校のある庄原市と地元では気候も違うため不安がいっぱいの挑戦。初めてパプリカが一つ実ったときは嬉しくってみんなに見せて回った」と惟さん。
父・和夫さんは、水稲やトマトを生産・販売する農事組合法人『うづつき』の代表。法人の中で栽培する方法もあったが地域内でも初めての試みで、失敗したら法人にとって赤字になる…それだけは避けたいと個人で取り組む道を選んだ。
先月結婚した夫の知謙さん(21)も同法人で作業に専念。毎日2人で隣町の島根県金城町から通う。現在は、パプリカ約30e・ミニトマト約32eを栽培。月平均約50`、夏場のピーク時には約100`以上を広島市西区の市場へ出荷する。
来年出産予定で子育ても加わるが、「農業は一生続けていきたい。10年後にはもっと規模を拡大し、法人の中で家族や地域の人と一緒に取り組んでいたいな」とほほ笑む。

「来年は芸北のパプリカ≠ニいうブランドでオリジナルのシールを作ろうかと思ってます」と惟さん。赤・黄・緑の3色のパプリカを栽培する |
|