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「無我夢中で1年半すぎました。スタッフみんなでつくりあげた新メニューも加わり益々活気づいてます」と話す、えーのー夢茶屋の常光真裕実店長(47)。
母体となる農事組合法人「えーのー」は、集団転作による大豆の生産に取り組もうと5年前に設立。全農家155戸が参画し耕地20fで大豆を作付け、地元の農産物等の付加価値向上を図る対策に、「えーのー夢茶屋」を2003年12月を開店。昨年、転作作物として新たにそば3fを作付けたことをきっかけに、そば料理に取り組み、自家製豆乳との組み合わせを考案した。
昨年4月から1年間、同茶屋のメンバー、世良隆子さん(56)と藤田千恵子さん(48)が、山県郡北広島町のそば名人の道場に通い技術を習得。小麦粉とそば粉で打つめんに、水の代わりに出来立ての豆乳を使用して「豆乳入り手打ちそば」を試作。大豆のにおいがまったく無くしっかりしたコシで「口あたりがまったりとしてのど越しがいい」と好評を得て、モニターを募り試食会を開き、新メニユーとして完成させた。
その評判は口コミで広がり、遠くは山口、尾道から訪れる人や、リピート客も増え、人気は上々だ。友人と2人で来たという同町の阿部美保子さん(46)は「豆乳は苦手ですがそばが大好物なので挑戦してみました。口当たりが良く、ツルッとして美味しくて、びっくり」と話す。
「地元の素材を生かし、一生懸命に料理に取り組む姿に感動し、プロとしてのアドバイスを差し上げることにしました」と話すのは、同茶屋を支援するクレイトンベイホテルの柳澤彰名誉顧問(72)。「新メニューの豆乳入り手打ちそばもとても研究され、メンバーの皆さんの真心が地域を盛り上げていますね」と評価する。
「昨年は相次ぐ台風や大雨で地元のそばが十分な量を確保できず、北海道のそばを利用しました。今年こそは地元の大豆とそばで手打ちした豆乳入りそばを提供したい」とメンバーは意欲満々だ。 (山本)
【写真説明】
(下)女性部のメンバーが生き生きと作業する「えーのー夢茶屋」。左から4人目が常光店長
(上)1日20食限定の「手打ち豆乳入りそば御膳」(1千円)


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