安全・安心を追及。水稲紙マルチ栽培に手ごたえ(高宮町)


 安心、安全をアピールする米作りの一環で「紙マルチ栽培」を導入した安芸高田市高宮町の向原興農会(中土居郁夫会長=72歳、27人)では、現在収穫を迎えている。
 この紙マルチ栽培は、雑草が生えにくい方法で無農薬の減化学肥料。
 栽培面積は40e。古紙と活性炭を混ぜた再生紙(長さ125b、幅1.9b、重さ30`)を特殊な田植機で水田に敷き詰めながら苗を植える。紙で覆うため草が生えず除草剤などが不要。紙は60日間で溶け、環境にもやさしい。
 再生紙は苗とともに田植え機にセットするため、労力は通常の倍以上かかり、紙の購入代も農薬使用時よりもコストがかかったが、消費者の食への安心・安全への要望を受け取り組んできた。
 「確かに手間も金も掛かった。それだけこだわって作った米、ぜひ消費者にアピールしたい」と同会のメンバー小丸明義さん(68)。「出来はまずまずです。収穫後はたんぱく質の成分分析もし、今後は栽培面積も1fに増やしたい」と意慾的だ。(山本)

【写真説明】
@向原興農会の中土居郁夫会長(後列左)と小丸明義さん(後列左から3人目)とメンバーたち。