「えーの−」が豆腐料理の店。元気呼び込む地産地消(吉田町)


 大豆の集団団地栽培に取り組む、安芸高田市吉田町可愛地区の農事組合法人「えーのー」(信川敏夫代表理事組合長、72歳)が、昨年12月、農村レストラン『えーのー夢茶屋』をオープンさせた。地元大豆で作る豆腐料理を提供する地産地消の施設誕生に、同市では、「消費拡大と地域の活性化につなげたい」と期待を寄せている。
 「地元の大豆で出来た豆腐をもっとおいしく食べてもらいたくて。無我夢中ですが、スタッフみんな生き生きしています」と話す、えーの−夢茶屋の常光真裕実店長(46)。 ボリュームがあって、味もよいとの評判が口コミで広がり、遠くは山口、尾道から訪れる人や、リピート客も増えたという。友人5人で来たという同市向原町の岡崎早苗さん(45)は「豆腐料理がこんなにおいしいなんてびっくりしました。今度は家族で来ます」と話していた。
「えーのー」では圃場整備が完了した2001年から集団転作に全農家155戸が参画し地区ごとに耕地(20f)のブロックローテンションで大豆「アキシロメ」を団地栽培。同年3月に完成した豆腐加工施設で、年間8dの大豆を使い、1千2百万円の売上を目標に「夢豆腐」を製造販売。昨年、町道改修工事での移転をきっかけに惣菜の販売施設を検討し、「アグリチャレンジャー支援事業」のもと「えーのー夢茶屋」のオープンに向けた準備が始まった。
 同組合の上国英登事務局長(68)は、「この支援事業には厳しい条件があり、施設の条件や仕出しの免許など、いつのまにか大掛かりなものとなりました。生産、雇用拡大の問題とあったが、地元の女性たちの賛同があり、スタート出来ました」と話す。
 また同市農林水産課の大野逸夫課長は「食の安全が問われる今、地元産大豆等で作った豆腐料理を提供出来る施設の誕生は、地産地消による消費拡大と、今後の土地利用型農業の発展に期待が出来ます」と話している。
 「今以上にパワーを発揮して、地産地消で地域の活性化につなげたい」と信川組合長も意欲満々だ。(山本直)


常光真裕実店長


営業時間は午前11時から午後3時まで。女性部のメンバーが生き生きと作業する「えーのー夢茶屋」


夢定食(650円)のほかメニューは6種類。


「えーのー夢茶屋」