昔からあった"かぶ菜"を特産品として復活(加計町)


 昔なつかしい味わいを守ろうと、山県郡加計町津浪の和(なごみ)の里つなみ農業生産組合(中本正廣組合長=55歳)では、一時衰退していたかぶ菜漬物を町の特産品にしようと取り組んでいる。
 同町では、昔からあったかぶ菜を復活させるために19年前に地元の老人クラブが栽培を推進して、一時期は約12dを収穫したものの、その後の過疎化から作付けが減少、1d余りまで落込んだため同生産組合が引き継ごうと、3年前に発足。同クラブの会員だった河野幸さん(85)が協力して、「純粋な種を守ろう」と、ネットなどを張って、他の菜と交配しないよう工夫して保存。同生産組合で栽培し漬物に加工、「無添加・無農薬なので、安心して食べていただけます。食欲不振の方にはもってこいの味ですよ」と中本さん。町内はもとより、口コミで評判は広がり、昨年は7dを生産した。
 純粋な種を守り続けた河野さんだが、高齢なために今年から地区内の7戸の農家に種取り方法を伝授中。「地元の野菜として守り続け、特産品にしてもらいたい」と期待を寄せる。(岩崎)

熱湯消毒処理し、真空パックにして出荷。50〜80歳代の組合員50人で作業する。