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2年前、スチール製の柵で集落全体の農地16fをぐるりと囲んだ吉田町の於手保(おてぽ)地区。長年苦しんできたイノシシやシカなどの獣害が消え、自然消滅の状態だった営農組舎も復活・法人化、集落の全21戸が農作業に励むなど、“農地活用率100%"と活気を取り戻している。
「柵を設置して被害が全<な<なった。生産意欲も増し、収穫の喜びを味わっています」
と農事組合法人「於手保農場夢21」の鳥井康義代表(62)は話す。
獣害の不安が解消されたことでへ荒れていた農場をよみがえらせる取り組みが本格化。
法人化で農地を集積し、今年は水稲7・3f、麦を4・3fに拡大して檀え付けた。ハウスと露地では野菜を栽培するなど、かつての遊休地は見られず、農地には作物があふれている。中でも、六条大麦の栽培から麦茶の生産が最盛期を迎えている。
「今まで収穫の喜びを味わえなかったため、収穫や麦茶加工とみんな張り切ってますよ」
と鳥井代表。麦茶は地区の女性8人が中心に加工し、産直市や宅配などで販売する。加工が注文に追いつかないほど好評で、今年導入した焙煎機を使い1万8干パックに増産予定という。麦茶を作る佐々木清子さん(77)、沖田干重子さん(77)は「被害があった時がうそのよう。柵のおかげで毎日作業が楽しいですよ」と笑顔で話す。
同町役場産業課の重本邦明課長は「於手保地区の取り組みが、町内の地域づ<り、集落営農の模範となるよう、十分に機能を発揮してほしい」と期待を寄せる。
鳥井代表は「小さい集落が、デカイ船に乗って2年目。活気づき、やれぱできると自信がつきました。住民みんなでこの於手保を守っていきたい」とカ強<話す。(山本直)

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